キャンパー駆け出しの頃に寝袋を買って数年…。
ずっと使っているうちに「少し保温力が低下してきたかな」「ジッパーの調子が良くないな」「もうひとつ寝袋がほしいな」と、理由はさまざまかと思いますが、新しい寝袋にちょっと興味が出てくる頃じゃないでしょうか?
そこでおすすめしたいのが『ナンガ』というメーカーの寝袋です。
ナンガの寝袋はキャンパーだけでなくプロのハイカーや登山家にも人気で、「一生大切に使える寝袋」として幅広いユーザーに愛されています。
そこで今回は、ナンガ寝袋の魅力や選び方についてご紹介します。

最後は結局、みんなナンガの寝袋を選んじゃう。その理由は?
寝袋といえば、モンベルやコールマンあたりが有名です。
上級者キャンパーは長年いろんなメーカーの寝袋を購入しますが、最後は結局「ナンガの寝袋」で落ち着いてしまうという方が多いようです。
その理由は一体なんなのでしょう?
もともとは日本の羽毛布団メーカー
ナンガはもともとコタツ布団や敷布団などを販売していた滋賀県にある羽毛布団メーカーでした。
創業は1941年ですが、寝袋は1960年に着手しはじめられたそうです。
製品の材質にこだわり抜いており、もちろん寝袋の加工も自社工場にて行われています。
もともとが布団メーカーのため、羽毛の知識や縫製技術に関してはプロフェッショナル。
どのメーカーより機能性に優れた、寝心地のいい寝袋であることは言うまでもありません。
羽毛の質が一級品
ナンガの寝袋の寝心地と保温力は、他の寝袋は一線を画すものがあります。
というのも、寝袋に使用されている「羽毛」の質が非常に高いためです。
ヨーロッパから輸入された水鳥の羽毛を、国内で綺麗に洗浄し、その中で商品に適した羽毛をひとつひとつ選別していきます。
人の手で実際に触れることによって羽毛をチェックしているというのですから驚きです。
ナンガ寝袋の快適性と保湿力はこういった手間暇に支えられていると言えます。

優れた防水&撥水機能
羽毛を使用するダウンシェラフはとても温かい反面、水に塗れると保温力が低下してしまうというデメリットがあります。
しかし、ナンガの寝袋は防水や撥水に優れた寝袋のシリーズを展開しており、防水生地や撥水性のある羽毛を使用しているため、多少水に塗れても保温力が低下することがありません。
水に塗れても大丈夫なようにシェラフカバーを使用される方もいますが、ナンガ寝袋ほどの防水力があればカバーも必要ないくらいです。
永久保証がついている
長年キャンプ地で寝袋を使用していると、どれだけ気を付けて使用していたとしても、ファスナーが壊れたり、生地が破れたりといった破損や劣化は免れません。
通常であればこういった破損は自分でリペアしたり、メーカーに問い合わせて料金を支払い修理ということになりますが、ナンガでは永久保証がついているため何度でも無料で修理が可能です。
これは大変ありがたいサービスです。
自社の製品によっぽどの自信とこだわりがない限り、こいったサービスはできないでしょう。

あなたに合ったナンガ寝袋を知ろう
ナンガの寝袋の魅力はお分かりいただけたかと思いますが、いざナンガの寝袋を選ぼうと思った際に立ちはだかるのが、寝袋の種類の多さ。
ナンガは寝袋の種類が多くて何を選べばいいか分からないという声もよく聞きます。
そこで、ナンガの寝袋の選びかたを分かりやすくご紹介しましょう。
寝袋のシリーズを決めよう
ナンガのマミー型シェラフは4つのシリーズに分けられます。
それぞれの特徴をご紹介しますので、ますはあなたに合ったシリーズの寝袋を確認してみましょう。
ダウンバック
コストパフォーマンスに優れた、スタンダードなシリーズです。
他のシリーズに比べると、防水性は劣りますが、それでも十分な機能を発揮してくれます。軽くてコンパクトなのも魅力。
キャンプは行くけれども、ライトなキャンプが多いという方はこれでも十分。

オーロラ
防水透湿生地を使用しているため、生地の撥水性に優れているオーロラシリーズ。
オーロラシリーズを使っていれば、シェラフカバーは必要ありません。
ただ、生地が少ししっかりしているぶん、ダウンバックより少々かさばります。

オーロラライト
オーロラシリーズと同じく防水透湿生地を使用していますが、オーロラライトシリーズは「かさばる」というデメリットを克服した商品です。
防水機能とダウンバックのコンパクトさ両方の要素がほしいという方にはこちらがおすすめです。
こちらもカバー不要。

UDDバッグ
オーロラは生地に防水加工を施していますが、UDDバッグは羽毛自体に撥水加工を施しているシリーズ。
万が一濡れてしまっても大丈夫。
そしてとても軽量。
冬にキャンプによく行かれる方や、登山キャンプをされる方にもっともおすすめしたいシリーズです。

ダウンの量を決めよう
シリーズを決めたら、次に決めるのがダウンの量。こちらはアイテム名のうしろのほうに記載されている数字で見ることができます。
ナンガのアイテムは180~1000の間で、それぞれに合ったダウン量が定められています。シリーズによって多少異なりますが、-5℃までの環境なら450程度、-10℃だと600前後、-15℃になると900以上のダウン量が目安とされています。
体感温度も個人差があるので、自身に合ったダウン量を検討してみてください。

一生モノの相棒とキャンプへ出かけよう
ナンガの寝袋は、その使い心地の良さと寝心地の良さから、世界中のあらゆるフィールドのキャンパーから愛されています。
永久保証がついているため、定期的なメンテナンスを行いながら一生大切に使うこともできます。
少しばかりお値段が高くはなっていますが、保温性が高いため別途防寒用具を買う必要はありませんし、防水シリーズを選べばシェラフカバーは不要です。
もちろんメンテナンス費用はかかりません。
一生付き合っていける相棒。
長い目で考えれば、決して高いお買い物ではないかと思います。
長年愛用している相棒を連れてキャンプに行くのも、なかなか味があっていいのではないでしょうか?
あなたにぴったりなステキなアイテムをぜひ、見つけてみてくださいね!